みなさん、はじめまして。百田潤子です。
──── 仏像と伝統工芸のこと
学期末になると奈良や京都へふらりと足を向けてしまいます。目的はたいてい、お寺の仏像を見ること。薬師寺の聖観音像、興福寺の阿修羅像——静かな空間に立っているだけで、千数百年というとんでもない時間の重さが伝わってくるのです。「なぜこんなに美しいのだろう」と考えながら見ていると、気づけば閉館の時間になっていることも。
伝統工芸も同じくらい好きです。青銅器、漆器、染め物、陶磁器——職人さんが何十年もかけて磨いてきた技が、小さな器や布の上に宿っているのが面白くて。実は今、日本文化を世界に発信するウェブメディアを立ち上げ中でして、こういう「本物の深さ」を伝えたいという気持ちが、その原動力になっています。
──── 本と映画のこと
本はミステリーとスパイ小説が特に好きで、種を明かさない複雑な伏線や、ぎりぎりのところで人間性が試されるような場面にわくわくしてしまいます。映画も同じ方向性で、どんでん返しのある作品を見つけると夜更かしが止まらなくなります。
最近はまっているのが、時代小説。江戸の町並みや武士の矜持、庶民のたくましさが活き活きと描かれていて、歴史の解像度がぐっと上がる感覚があります。歴史は年号を覚えるものだと思っていた学生時代の自分に、「もったいなかったね」と言ってあげたいくらいです。
仏像もスパイ小説も時代小説も、突き詰めると「人間ってどんな存在なのか」という問いに向かっていく気がします。AIを研究・活用しながらそれを考えているというのも、なかなか面白い立ち位置だと自分では思っています。
授業でも、そういう「考える楽しさ」を一緒に味わえたらうれしいです。どうぞよろしくお願いします。
- コメントを投稿するにはログインしてください